沖縄と紅茶の意外な関係
最近増えたお仕事で
ホテルのオリジナルブレンドがあります。
一部とはいえ、そのホテルの味をお預かりするわけで
責任を感じながらも、とてもうれしく思っています。
ブレンドを依頼いただくと、まずホテルの水を預かります。
面白い事に1階と10階では水質が違うこと。
特に築15年ぐらい経過した建物では
上に行くほど水の硬度が上がります。
これは水道の配管が古くなったためのよう。
つまり、上に行くほど「ロンドンのお水」に近ずくのです。
イギリスの水も地方により変化しますが
ロンドンは硬度200位といわれています。
日本は大まかですが、おいしいお水が35度ぐらい。
真ん中で50位。九州で60位と南下すると硬度が上がり、
ここ沖縄は硬度が60〜100。
こんなに変化するのは水源がダムなので
雨が降ると硬度が下がり
晴れが続くと硬度が上がるためです。
こうして考えると沖縄のお水はよく
「おいしくない」と言われますが、
紅茶文化の本場にイギリスに日本でいちばん近い水だったのです。
硬度の低い水を沸かし紅茶を作ると、
色は赤く透明感があり、風味はするどく出る。
硬度の高いロンドンでは
色は透明感が薄く風味は丸くやわらかく出る。
これが日本で「紅茶=紅色のお茶」
そして英語で「ブラツクティー=黒いお茶」と
呼ばれる理由ではないかと思っています。
そしてこの水の特性のせいで、
風味のはっきりと出やすい日本ではストレート派が多く、
風味が丸く出る英国ではミルクティー派が多い。
理由は、タンニンのしっかりした紅茶は
糖質・動物性脂肪を合わせると
産地の個性がはっきり、クッキリとするからです。
だから沖縄は「紅茶がおいしい」場所だと
10年以上暮らして確信を持っています。
特にミルクティーのおいしさは格別。
それは、沖縄の牛乳がとてもよいから。
明日はそのお話を・・・。